いつも弊社のそばをお取引いただき誠にありがとうございます。本年度は天候等の影響もあり、豊作の年となりました。
・今年度の総括
今年は富山県も平均気温が高い日が続きました。8月に播種が終了して、9月の初期成育の段階に、猛暑・少雨となったため、そばの不作の原因となる発芽不良・初期成育がよく、例年ですと発芽しにくい圃場までそばの生育が良い年となりました。また、台風がなかったため、花盛り以降も生育が良く、過去最大の収穫量となりました。昨年雪が少なかったため、虫が多かった事も影響しているように思います。
また、今年度より地域ぐるみでのそばの栽培がスタートし、作付面積の拡大・作業の効率化を図っております。
・今年度の取り組み
- 緑肥(ヘアリーベッチ)の生育状況について
昨年よりヘアリーベッチ・レンゲを中心とした緑肥を使用することとしました。10月に発芽し、翌年6月に枯れるため、7、8月のそばの畑づくりや播種作業に影響が少ないことと、マメ科植物であり地力の向上に繋がること、自生する可能性があることなど、弊社の地区ではそば栽培には有益ではないかと考えております。今はヘアリーバッチがそばの風味に影響を与えないかどうかを評価している段階であります。
- ハチミツの採取
ヘアリーベッチ・レンゲは5月・6月に花が咲くので、4月~10月頃まで、ミツバチが生活できる状況となりました。5月~6月頃に紫の花が咲くヘアリーベッチは、ミツバチにとってはいい蜜源になるようです。畑に行くと、ミツバチがヘアリーベッチの花にたくさんいます。そのままそばの受粉まで巣箱を移動することなく生活します。そして今年は、ヘアリーベッチの蜂蜜の採取をお願いしました。